A6: 使用燃料
注意
・ガソリンだけで運転するとエンジンが焼き付きます。 なお、混合オイルは必ず2サイクルエンジンオイルを使用してください。
1.燃料は無鉛ガソリンと2サイクル専用オイルを混合した、混合燃料を使用してください。市販の混合燃料か、ご自分で混合する場合は次の比率で混合してください。
注意
・混合燃料は1回で使い切る量だけ作ってください。1ヶ月以上経過すると腐敗してエンジンが故障します。
2.ガソリンスタンドで購入の際は、ガソリンと2サイクル専用オイルとの混合比を必ず確認し、上記の比率で混合していただいてください。
3.刈払機の燃料タンクに混合燃料を少しずつ、ゆっくり入れてください。燃料タンクいっぱいに入れないで、給油口先端から10~20mm(給油口根元付近)以下になるようにしてください。
混合燃料の作り方
1. 混合器はいつもきれいにして使用してください。
2. 混合器に、混合するガソリンの半分を入れてください。
3. 規定量のオイルを入れ、残り半分のガソリンを入れてください。
4. 混合器のキャップを確実に締め、混合器をよく振ってガソリンとオイルをよく混合してください。
混合した燃料は混合器では保管せず、金属の密閉できる缶に移し保管してください。
A7: 長期保管
1.1週間以上使用しない場合は、必ず燃料タンクより燃料を抜き取ってください。
2.混合燃料がキャブレタ内や、燃料タンク内に残ったまま長期保管すると、混合燃料が変質してエンジンが始動できなくなります。
*キャブレタ内の混合燃料をなくすためにエンジンが燃料切れで停止するまで掛けておいてください。
A8: 混合比が間違った場合には次のようなトラブルがおきます
・混合比が薄い
→ エンジンの焼き付き
・混合比が濃い
→ 不完全燃焼を起こし、煙が出てカーボンが溜まりやすくなり、マフラー詰まりやプラグの発火不良を起こします。
・4サイクル用オイル
→ ピストンとリングが固着し、ひどいものになると、エンジン焼き付けと同症状になります。
(4サイクルオイルは、2サイクルオイルと違い燃焼しません)
そして、異物に関しましては、水の混入や、2サイクル専用以外のオイルを使用による始動不良もあります。
A9: 刃の用途につきましては下記のとおりです。
・チップソー
台金にチップ(超鋼合金)が埋め込んであり、切れ味が長持ちし、5cm以下の雑木や山林の下刈り、雑草刈りなど幅広く使用できます。
・4枚刃
表裏兼用で畦畔の雑草や畑の比較的背の低い柔らかな雑草に使用できます。
・8枚刃
水田、畑の畔草から、やや硬い雑草まで使用できます。
・丸鋸刃
雑木、シノ竹、笹、固い草等に適しています。
・ナイロン刃
金属刃の作業困難な場所や建物の際、ブロック塀、狭い場所での草刈りなど、柔らかい丈の短い草用です。
A10:
基本的にどのメーカーにも使用出来ます。
しかし、排気量の違いによって230mm、255mmの適合サイズになりますので、気をつけて下さい。なお、詳細は下記の図を参照して下さい。
エンジン排気量 | 金属刃 (チップソー、プレス刃) |
|
---|---|---|
230mm | 255mm | |
20cc | ◎ | |
~ | ◎ | |
26cc | ◎ | ◎ |
~ | ◎ | |
30cc以上 | ◎ |
○… 適 ◎… 最適
左記のようなエンジン排気量と刈刃のサイズの関係があります。理由としましては、小型エンジンで255mmの刃物を使用すると、エンジンに負荷がかかり、230mmの刃物を使用するより作業効率が落ちますので、排気量にあった刃のサイズをお選びください。