M-プロジェクト 私たちの未来はここから広がります。

ベストヒッツ

丸山製作所は皆さまのご愛顧を頂きまして今年で120周年記念を迎えます。
丸山の製品に取り組む歴史を当時の情勢に合わせてご紹介します。

MARUYAMA 120年 ベストヒッツ

地球温暖化、資源枯渇、環境汚染などの地球環境問題が依然として社会の深刻な問題となっています。当社グループは「誠意をもって人と事に當ろう」の経営理念、「人と環境の理想的な調和をめざして」のテーマのもと、地球環境保全活動にも積極的に取組んでいます。

大日本消防協会雑誌第1号の表紙

当時の消防服がわかる
大日本消防協会雑誌第1号の表紙

■ 1872年アメリカの消火器が初めて日本に紹介される

■ 日本でも消火器開発始まる

■ 1889年人力噴霧機が初輸入される

■ 1903年(明治36)各府県、農事試験所を設立

1903年(明治36年)

丸山式自動消火器家屋設置用硫曹式消火器
丸山式自動消火器(家屋設置用硫曹式消火器)

第5回内国勧業博覧会で優秀さを認められ、褒状を受賞。
日本の消火器のパイオニア的製品

日本の消火器黎明期にいち早く開発・製造され、硫曹式(回転式酸アルカリ)で特許を取得。その優秀さを認められ褒状を受賞した。
翌年には当時最も権威のある大日本消防協会から製品審査証明書の交付を受け、さらに信用を高めた。

戦時災害応急資金証明書

戦時災害応急資金証明書

■1918年(大正7)米騒動勃発

■1924年(大正13)輸入された動力噴霧機が初めて使用される

■1930年(昭和5)米価大暴落

■1933年(昭和8)米穀統制法公布

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1933年(昭和8年)

横型三連式動力噴霧機
横型三連式動力噴霧機(動力農薬噴霧機)

日本初の横型三連式で特許取得。小型・軽量化を図った優れて画期的な動力噴霧機。

ポンプと原動機を組み合わせてノズルから農薬を噴霧するもので、当時の二連式の欠陥(脈動が大きい、大重量)を改良するため開発した。この技術は後に引き継がれ、現在の動力噴霧機がほとんどこの横型三連式を採用しているほど先駆的な製品であった。

JISブロンズ像

JISブロンズ像。
当社は防除機部門のJIS規格原案作成から参加している

■1934年(昭和9)全購連、初めて農機具取り扱いを開始

■1939年(昭和14)農機具配給統制要項実施、米穀配給統制法公布

■1942年(昭和17)食料管理法公布

■1945年(昭和20)GHQ、「食糧増産計画」提出と第1次農地改革を指令。
各種農薬が輸入され、米作にも散粉機が使用されるようになった

1942年(昭和17)食料管理法公布

■1948年(昭和23)消防法公布
公的建物などに消火器の設置が義務づけられ、消火器の需要が増大した

■1949年(昭和24)日本工業規格制定

■1950年(昭和25)植物防疫法公布、飼料、農薬、農機具の統制廃止

■1956年(昭和31)農業改良資金助成法公布

高度経済成長時代はじまる

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1958年(昭和33年)

ホープ号

モデルチェンジまでの12年間に5万台を生産した

ホープ号(動力噴霧機)

世界最軽量の強制弁式高速動力噴霧機の開発に成功。一大ベストセラー商品となった。
当社が独自に開発して特許を取得した強制弁が高速化を実現、わずか10?と軽量小型化にも成功した。女性でも手軽に持てると人気を呼び、輸出もされて世界的にヒット。動力噴霧機のトップメーカーとしての飛躍的発展の基盤となった製品。モデルチェンジまでの12年間に5万台を生産した

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1968年(昭和43年)

CATポンプ
CATポンプ(高圧工業用ポンプ)

アメリカで洗車機に搭載して販売され、世界的にも高く評価。
新しい市場を開拓した

開発のきっかけは、輸出した動力噴霧機が洗車機用ポンプとして圧力を上げて使われていたことから。そこで本格的に開発、アメリカのキャット社を通じてキャットポンプの商標で供給し、 大量受注に成功した。

水田用走行式大型動力噴霧機

水田用走行式大型動力噴霧機

米の生産性の飛躍的拡大
米の生産性拡大は、大型機械が後支えした。左は活躍する当社のカーペットスプレーヤ

ライフスタイルの洋風化による米離れ

■1970年(昭和45)第1次減反政策開始

■1973年(昭和48)第1次オイルショック

インフレ、低成長時代

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1977年(昭和52年)

ステレオスプレーヤSSA-C420
ステレオスプレーヤSSA-C420(自走式大型動力噴霧機)

個人の果樹園農家用に開発した高性能の防除機。車の感覚で操作できるように丸ハンドルを採用、ユーザーに歓迎され大ヒットした

低コストを望む個人の果樹園農家向けに、小型・軽量化した平坦地用4輪車を提供するため、プロジェクトチームを編成して開発。
技術面、販売面で他社を圧倒した。

■1978年(昭和53)第2次オイルショック、第2次減反政策

兼業農家の増加と農家の高齢化が促進され、農業の機械化がいっそう進んだ

■1981年(昭和56)食管法改正案成立

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1977年(昭和52年)

霧シリーズ

さぎりMS035

霧シリーズ(背負動力噴霧機)

農家の高齢化、女性への対応という時代のニーズに合わせたデザインと、軽量・小型・高圧という作戦が見事に功を奏した大ヒット商品。

個人農家向けの、手軽で扱いやすく小規模面積用の製品。シリーズは3種類で、霧太郎(MS055)、霧丸(MS045)、女性用のさぎり(MS035)の構成。

AW-01H

特定フロンが禁止され、環境問題が重要な時代になった。上はフロンを使わない当社の汎用洗浄機AW-01H。

バブル景気はじまる。
貿易の自由化、円高による輸出の不振。
農作業の省力化とコスト削減が求められる時代に。

■1988年(昭和63)オゾン層保護法

■1989年(平成1)消費税導入

■1990年(平成2)バブル景気終息

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1983年(昭和58年)

ステレオスプレーヤSSA-F600
ステレオスプレーヤSSA-F600(自走式大型動力噴霧機)

丸ハンドルによる4輪タイプの操作性と、6輪駆動で傾斜地や凹凸地も容易に走行できる特性をもち、生産が追いつかないほどヒットした。

全6輪が駆動輪で、後部の4輪が独立して上下に動くため、常に地面と接することができ、安定感とパワーがある。しかもタンク容量が600リットルになって人気が沸騰した。

JQA品質システム登録証

JQA品質システム登録証

■1985年(昭和60)円急騰

■1987年(昭和62)国際標準化機構、ISO9000シリーズを制定

■1986年(昭和61)円高、ガット・ウルグアイラウンド

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1990年(平成2年)

オリジナル2サイクルエンジン
オリジナル2サイクルエンジン(小型エンジン)

自社の小型農機製品群の将来性を伸ばすために開発されたオリジナルエンジン。小型・軽量・低騒音化を追求した

低コスト・軽量コンパクト型機械への要望が高まるなか、自社製品の拡販のためにも、世界に通用する高品質・低コストの自社エンジン開発を決定。オリジナルエンジンを搭載した小型の刈払機や動力噴霧機が発売されるようになった。

■1991年(平成3)農産物(牛肉、オレンジ)の自由化

農業市場の競争激化、低コスト化

バブル崩壊、円高による不況の長期化

■1994年(平成6)米の緊急輸入

農業の集約化による圃場の大型化や低コスト生産を目指す経営規模拡大志向が高まる

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1994年(平成6年)

ハイクリブームBSA-410

水田、畑の違いを選ばない細型タイヤ付き

ハイクリブームBSA-410(乗用管理機)

田植えから防除、収穫まで乗用のまま作業できる画期的製品。畑作業にも使用できるマルチ作業機として将来性が大きく期待されている

水田内を65cm以上の高さを維持して走行しながら、高精度・高効率に除草剤散布・施肥・病害虫防除作業などが気象条件に左右されずにできる。

1994年(平成6年)

背負動力散布機 MD-J60
背負動力散布機 MD-J60(背負型動力散布機)

農家の高齢化に合わせて軽量化を実現し好評。キャッチフレーズの“ジャスト・ライト”には、農作業負担を減らしたい思いを託した

ハイパワーエンジンを搭載し、プラスチックファンを採用するなど、従来機種の10%以上の軽量化に成功。幅広背負バンドや波型背当てを使用して作業を楽にした。

1994年(平成6年)

SSA-R1000C
キャビン付SS SSA-R1000Cを開発

果樹園防除における、農薬の被爆から作業者を守るため、業界に先駆けてキャビン付SSの開発に着手しました。

■1994年(平成6)
 関西国際空港開港
 村山富市内閣発足
 大江健三郎氏がノーベル文学賞を受賞

■1995年(平成7)
 阪神・淡路大震災 発生
 地下鉄サリン事件
 超円高、円が 1ドル=79.75円を記録
 高速増殖炉「もんじゅ」事故

■1996年(平成8)
 橋本龍太郎内閣発足
 ペルー大使館人質事件
 たまごっちブーム

■1997年(平成9)
 神戸連続児童殺傷事件 - 14歳の少年による連続殺傷事件
 消費税増税。5%に
 アジア通貨危機

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1998年(平成10年)

BL4500
低騒音ブロワー BL4500を開発

軽量・低騒音の樹脂ファンを採用したエンジンブロワーを開発。大型の高効率ファンと軽量パワフルエンジンの搭載で作業のスピードアップと、大幅な低騒音化を両立させました。

■1998年(平成10)
 和歌山毒物カレー事件
 長野オリンピック が開催される

■1999年(平成11)
 茨城県東海村の原子力施設で臨界事故が発生
 石原慎太郎氏、東京都知事に当選

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2000年(平成12年)

アメリカの排ガス規制をクリアした、
新環境型2サイクルエンジンCE230を開発

世界でも最も厳しいといわれるアメリカ・カリフォルニア州排ガス規制をクリアーしたエンジンを開発。エンジンから排出された排気ガスをもう一度シリンダ内に戻す「リサーキュレータシステム」を開発し、一酸化炭素を53%、全炭化水素を50%も削減。さらに、燃焼効率のアップにより、燃費を40%も向上させた画期的な2サイクルエンジンです。

2000年(平成12年)

調圧性能を15%もアップさせた
「アルティフロー動噴」を開発

新設計の調圧弁で、調圧性能を15%も向上させた「アルティフロー動噴」は、より高い噴霧圧を実現することで、噴霧ホース2本出しでも安定した噴霧を可能にしました。さらに、吸水弁ストッパーの形状など、ポンプ内の薬液の流れを細部にまでわたって改善、流れの慣性を活かし、さらに高い吸水効率実現しました。

■2000年(平成12)
 平壌で朝鮮半島分断後初の南北首脳会談が開催される
 東京の地下鉄日比谷線で列車脱線衝突事故発生
 西鉄バスジャック事件、大分一家6人殺傷事件など凶悪少年犯罪が問題化
 三宅島・雄山が噴火。全島避難
 米大統領選でジョージ・W・ブッシュ氏が当選

■2001年(平成13)
 日本、中央省庁再編。が行われる
 アメリカ同時多発テロ事件発生
 小泉純一郎内閣発足 - 構造改革、米百俵など流行語に
 池田小児童殺傷事件 - 小学校に男が乱入、児童8人を殺害

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2003年(平成15年)

ハイクリブーム BSA-53 シリーズ発売開始

ハイクリブームの第三世代とも言える「BSA-53シリーズ」は、“3つのバランスの改善”をコンセプトに開発。特に理想的な前・後重量バランスで、安定した走行性能を実現しました。

2003年(平成15年)

回胴式傾斜散布装置付SSを開発

果樹園防除に威力を発揮するステレオスプレーヤに、噴頭部の傾斜機能をプラスしたタイプが加わりました。従来の傾斜地のある果樹園向けに製作していた機種に風速ロスが少なく、効率的な作業が行えます。

■2003年(平成15)
 イラク戦争が勃発 - フセイン政権崩壊
 日経平均株価が大底をうち、急反発
 スーダン西部でダルフール紛争勃発
 SARSがアジアを中心に世界的に流行  阪神タイガース18年ぶりにセ・リーグ優勝

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2004年(平成16年)

リサイクル薬剤を使用した「エコ消火器を発売」

消火器のパイオニアメーカーとして、世界初のエコマーク認定消火器を開発。独自のリサイクルシステムから生まれたリサイクル薬剤を使用した環境にやさしい消火器です。

2004年(平成16年)

回胴式を応用した環境対応SSを開発

運転席のスイッチ一つで送風機の向きを変え、簡単に風向きをコントロールできる新しいSSを開発。送風の角度と連動して土の吹き上げを防止し、隣接地への薬剤の飛散を最小限に抑えることができます。ノズル部は6分割コントロールとなっており、用途に合わせた散布パターンが選択できます。

2004年(平成16年)

引っ張ると送り出すサポートシステムを開発

大型のセット動噴向けに開発した、新しいホース送り出し装置を開発しました。作業者が噴霧ホースを軽く引くと機械がそれを感知し、自動でホースを送り出すもので、これまでの、ラジコン送信機のでのボタン操作などが必要ない新しい方式です。

2004年(平成16年)

待望の5連動噴を開発

エアーチャンバーをなくすことでコンパクトになり、さらに圧力・脈動が少なく、今までの動力噴霧機より大きな吸水量を得られる上、安定した性能を発揮する上下二段配列の5連動噴を開発しました。

■2004年(平成16)
 新潟県中越地震発生 - 死者48人。上越新幹線が脱線
 九州新幹線新八代駅~鹿児島中央駅間開通
 アテネオリンピック日本金メダル16個の快挙
 年金制度問題が深刻化 - 政治家・著名人の年金未納問題
 プロ野球再編問題が浮上- 選手会、初のストライキ決行
 ライブドアと楽天による新規参入球団争い、話題に
 日本で新紙幣発行
 世界的な異常気象(日本では記録的な猛暑、台風及び洪水被害、アメリカではハリケーン
 の上陸が多発)
 スマトラ島沖地震発生 - インド洋周辺各国に津波による甚大な被害。死者・行方不明者
 約30万人

■2004年(平成16)
 ステンレス消火器を開発

■2006年(平成18)
 スイングタンク式背負動力噴霧機「MS059シリーズ」

■2009年(平成21)
 第4世代ハイクリブーム「BSA-650/950」

■2010年(平成22)
 自社製の2サイクルエンジンチェンソー「MCV3100T」

■2012年(平成24)
 リチウムイオンバッテリー搭載の動力噴霧機「MSB1100LI/1500LI」

■2012年(平成24)
 フルキャビン型ハイクリブーム「BSA-650/950Cシリーズ」


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