刈払機
製品を安全に正しくお使いいただくためのワンポイントアドバイスです。
作業の服装と防護具
- 図のような各種保護具を着用しましょう。目を保護する保護メガネなども必ず使用してください。
- 保護メガネを着けないで作業すると、飛散物が目に入って失明等の重大事故を起こす危険があります。
使用前のチェック-作業前の障害物除去
- 作業場所の障害物(空缶、空ビンなど)は取り除きましょう。
刃の当たりかたによっては、刃こぼれ・障害物の飛散を引き起こします。
草の刈取りかた
- 複数での作業
作業中は作業者から5m以内を危険区域とし、絶対に他人が入らないようにしましょう。
さらに、15m以内に他人が立ち入らないようにするとより安全です。
- 膝より低い位置で右から左へ刈る
刈刃は常にヒザより低い位置で作業し、右図のように刃の左上部で刈ることが基本です。
刈取りは右から左へ振りながら刈りましょう。
健康維持への配慮
- 振動障害の予防対策として、刈払機の操作を1日2時間以内にしましょう。
また、1回あたりの連続作業を30~40分以内とし、作業後は10~20分以上の休憩を取ってください。
夏場の作業では熱中症にならないよう、適度な水分補給を行ってください。
使用前のチェック
- 刈刃の取付点検
刈刃の損傷・変形の有無を点検し、異状があれば新しい刃と交換してください。
刃受金具、刃押え金具、ボルト、ナットの緩みと磨耗を点検してください。
交換は付属工具を使用し、刃の表裏や刃受金具の凸部からずれないように注意してください。
- 燃料の確認
2サイクルエンジンは、混合燃料をお使いください。また、混合比は25(ガソリン):1(2サイクル専用オイル)でご使用ください。
※4サイクルエンジンは、取扱説明書を参照してください。
エンジン回転の目安
- 作業時のエンジン回転は、下記を目安にして草の状態に合わせ調節してください。
作業後のチェック
- エンジン部
次回の使用まで10日間以上ある場合は、タンク・キャブレタ内の燃料を抜き取ってください。
エンジン各部にゴミが詰まっていると、エンジン不調の原因になります。必要に応じ清掃してください。
また、点火プラグの点検・清掃を行いましょう。
- 本体部 - ギヤケースなど
ギヤケース、刃受金具などにヒモやゴミ詰まりがあれば取り除きます。
ギヤケースの刃物軸を矢印の方向に手で回しながら、耐熱用リチュウム系グリスを注入します。(20~50時間ごと)
各部のボルト、ナットの緩みを点検し、必要に応じ増締めしてください。
本書面により、安全作業と取扱操作について説明させていただきます。
なお、作業前には必ず取扱説明書をお読みになってからご使用ください。